2018年に新設された翻訳文学部門では、多和田葉子著『献灯使』の英語版 『The Emissary』(マーガレット満谷訳)が日本の文学作品として36年ぶりの受賞となりました。 第34回(1983年)- , 『歯いしゃのチュー先生』 "Doctor De Soto" (児童絵本部門-ハード・カバー)• 翻訳家の鴻巣友季子さんは、「日本の女性作家の評価には、世界的なフェミニズムの隆盛が影響している」と語る。 第67回(2019年)- "Trust Exercise"• この賞の形が最もふさわしい2人かもしれない。
第24回(1973年)- (), 『セレンゲティライオン』 "The Serengeti Lion: A Study of Predator-Prey Relations" (科学部門)• 第3回(1952年)- 『』 "From Here to Eternity"• 【第4位】『国家への道順』河出書房新社 国家とは、国民とは何なのか? 普通とは何なのか?「国家」をメインテーマに綴ったエッセイ集。 伝記部門 (Biography, 1972-1975, 1980)• 第4回(1953年)- , "Collected Poems, 1917-1952"• 第34回(1983年)- "The Women of Brewster Place" (ファースト・ノベル部門)• その地層の中から生まれたのが「JR上野駅公園口」。
第1位は、自身も数匹の猫と暮らす著者が描く、猫とその家族の物語『ねこのおうち』がランクインしました。
1: Freedom in the Making of Western Culture"• 第32回(1981年)- (), 『アメリカの中国人』『チャイナ・メン』 "China Men" (ハード・カバー)• 第68回(2020年)- "Interior Chinatown" ノンフィクション部門(NONFICTION) [ ]• 柳さんは茨城県生まれの52歳。
第12回(1961年)- , "The Woman at the Washington Zoo"• 第25回(1974年)- ダグラス・デイ, "Malcolm Lowry: A Biography" (伝記部門)• 第57回(2006年)- (), "The Astonishing Life of Octavian Nothing, Traitor to the Nation, Vol. 第17回(1966年)- (), "Buckdancer's Choice: Poems"• そんなときに届いたビッグニュースである。
第45回(1994年)- (), "A Worshipful Company of Fletchers"• 第45回(1994年)- "A Frolic of His Own"• 第55回(2005年)- "Europe Central"• 柳さんは68年、神奈川県生まれ。 第21回(1970年)- , "The Complete Poems"• 第32回(1981年)- ジョン・E・ウッズ, 原著:, "Evening Edged in Gold"• 第24回(1973年)- アーサー・M・ウィルソン, "Diderot"• 第34回(1983年)- ()〔作〕 & ベティー・フレイザー〔画〕, "A House is a House for Me" (児童絵本部門-ペーパー・バック)• 第19回(1968年)- ハワード・ホン & エドナ・ホン, 原著:, "Journals and Papers"• 第11回(1960年)- , 『人生研究』 "Life Studies"• 第8回(1957年)- 『視界』 "The Field of Vision"• 第31回(1980年)- , 『ザ・ライト・スタッフ』 "The Right Stuff" (ハード・カバー)• しかも、『Tokyo Ueno Station』は、モーガンが初めて訳した長篇小説です。
8文芸小説作家の作品が国境を超えて読者を広げていくのは、誰にとっても喜ばしいことだろう。 国立福島工業高等専門学校工業化学科卒業、早稲田大学第二文学部3年編入学後、中退 抹籍。
わたしが暮らしている場所は、日本の福島県南相馬市です。
時事部門 (Contemporary Affairs, 1972-1977)• ただ、文学賞受賞やベストセラーリスト入りといった華々しいニュースを受けて、クールジャパン政策のように官民団体が後押しして女性作家を売り込めばいい、というものでは絶対ない。
第54回(2003年)- (), 『ブルーベリー・ソースの季節』 "The Canning Season"• 児童書部門 (Children's Book, 1970-1975, 1980-1984)• 第64回(2013年)- , "Incarnadine"• 第46回(1995年)- "Sabbath's Theater"• 全米図書賞は50年に創設され、翻訳文学部門は中断を経て18年に復活。
第47回(1996年)- (), "An American Requiem: God, My Father, and the War that Came Between Us"• 小説部門 (Fiction, 1950-2004)• 第34回(1983年)- & , 『数学的経験』 "The Mathematical Experience" (科学部門-ペーパー・バック) 翻訳部門(TRANSLATION) [ ]• 私は18歳のときに書くことを仕事に選んで、30年以上になる。
18新たな世代の翻訳家や編集者の活躍も目立つ」。
いちばん大事なのは、海外の現場で本を作っているエディターたちが「このストーリーなら社命をかけて取り組みたい」と思うかどうかなのだ。
第34回(1983年)- ()、フリッツィ・P・マニュエル, 『西欧世界におけるユートピア思想』 "Utopian Thought in the Western World" (歴史部門-ペーパー・バック) 科学・哲学・宗教部門(SCIENCE, PHILOSOPHY AND RELIGION) [ ]• また、米タイム誌は20年の新刊必読書100冊に、柳さんの「JR上野駅公園口」のほか、村田沙耶香さんの「地球星人」、川上未映子さんの「夏物語」、松田青子さんの短編集「おばちゃんたちのいるところ」の英語版を選んだ。
第46回(1995年)- , "Passing Through: The Later Poems"• 第25回(1974年)- ジャクソン・マシューズ, 原著:,『』, "Monsieur Teste"• 第71回(2020年)- (), "King and the Dragonflies" 時事部門 -その他(CONTEMPORARY AFFAIRS etc. 科学部門 (Science, 1969, 1971-1975, 1980-1983)• 第58回(2007年)- (), "Time and Materials: Poems, 1997-2005"• ここに挙げたタイトルに対し、しばしば「格差社会を問い直すディストピア小説」という言葉が使われているようだが、それは裏を返せば、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で153カ国中121位という日本社会にあって、女性たちの声に説得力があるということだろう。
第19回(1968年)- (), "Selected Essays"• 第37回(1986年)- 『紐育万国博覧会』 , "World's Fair"• 第52回(2001年)- (), 『トゥルー・ビリーヴァー』 "True Believer"• 第34回(1983年)- リチャード・ハワード, 原著:,『』, " Les Fleurs du mal"• 第14回(1963年)- "Morte D'Urban"• 第27回(1976年)- 『JR』 "JR"• すごく久しぶりの文学賞が全米図書賞で、久しぶりに発表を待つ緊張感というのを味わいました。
4第24回(1973年)- アレン・マンデルボーム, 原著:,『』, " The Aeneid"• 第65回(2014年)- (), "brown girl dreaming"• 第62回(2014年)- () 『一時帰還』 "Redeployment"• 『家族シネマ』で芥川賞 それによると、1位は、自身も数匹の猫と暮らす著者が描く、猫とその家族の物語『ねこのおうち』(河出書房新社)、 2位が『JR上野駅公園口』(河出書房新社)。 第32回(1981年)- "Plains Song" (ハード・カバー)• 第22回(1971年)- フランク・ジョーンズ, 原著:, 『屠殺場の聖ヨハンナ』 "Saint Joan of the Stockyards"• 2020年 - (), 原著:,『』, "Tokyo Ueno Station" 児童文学部門(YOUNG PEOPLE'S LITERATURE) [ ]• 今回はhontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂とhontoサイトで購入された書籍の販売データをもとに集計した。
第34回(1983年)- (), "Isak Dinesen: The Life of a Storyteller" (自叙伝・伝記部門-ハード・カバー)• 第24回(1973年)- (), 『セレンゲティライオン』 "The Serengeti Lion: A Study of Predator-Prey Relations" (科学部門)• 第31回(1980年)- 『JEM』 "Jem" (SF部門-ハード・カバー)• 」(投稿者:Todosloさん) 【第3位】『人生にはやらなくていいことがある 』ベストセラーズ 家庭の不和、いじめ、出版差し止め裁判……壮絶な半生が教えてくれる、人生において「必要のないこと」とは? 第20回(1969年)- , 『ペパーミント通りからの旅』 "Journey from Peppermint Street"• 第17回(1966年)- (), "Buckdancer's Choice: Poems"• 第25回(1974年)- , "Deeper into the Movies"• 第16回(1965年)- , 『レーニン』 "The Life of Lenin"• 第67回(2016年)- (), "Stamped from the Beginning: The Definitive History of Racist Ideas in America"• 第24回(1973年)- ロバート・M・マイヤーズ, "The Children of Pride Isaiah Trunk" (歴史部門)• 第70回(2019年)- (), "Sight Lines"• 福島県に生まれた一人の男の生涯を通じて〈日本〉を描く. 第20回(1969年)- , 『夜の軍隊』 "The Armies of the Night: History as a Novel, The Novel as History"• 高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」を経て、1988年に演劇集団「青春五月党」を結成。
芥川賞作家・柳美里が、貧乏について綴る。
参考リンク When you login first time using a Social Login button, we collect your account public profile information shared by Social Login provider, based on your privacy settings. 第67回(2016年)- 〔作〕 & ()〔作〕& ()〔画〕,『MARCH 3 セルマ 勝利をわれらに』 "March: Book Three"• 第30回(1979年)- , 『ガラスの家族』 "The Great Gilly Hopkins"• 第34回(1983年)- (), "Voices of Protest: Huey Long, Father Coughlin and the Great Depression" (歴史部門-ハード・カバー)• 第36回(1985年)- 『ホワイト・ノイズ』 , "White Noise"• 第24回(1973年)- "Augustus"• 出版業界紙『新文化』記者を経てフリーランスに。
86年に演劇ユニット「青春五月党」を結成し、93年に「魚の祭」で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。 第31回(1980年)- 『ブック・オブ・ザ・ダンカウ』 "The Book of the Dun Cow" (SF部門-ペーパー・バック)• 第63回(2015年)- () "Fortune Smiles"• ": The Science and Life of Albert Einstein (科学部門-ハード・カバー)•。 柳美里さんは1968年生まれ。
3その他著書に『フルハウス』『ゴールドラッシュ』『命』(4部作)『8月の果て』『雨と夢のあとに』などがある。
第48回(1997年)- 『コールドマウンテン』 "Cold Mountain"• 故郷の家族を失い、東京・上野公園でホームレスとなる。
2018年には福島県南相馬市に書店「フルハウス」を開業、自ら店長を務める。
第23回(1972年)- (), "Selected Poems"• この福島県の浜通り(県東部)の原発周辺地域の地元の方の、皆さんへのプレゼントになればいいなと思って、何とか受賞できないかなという風にずっと思ってました。
第34回(1983年)- ()〔作〕 & ベティー・フレイザー〔画〕, "A House is a House for Me" (児童絵本部門-ペーパー・バック)• アメリカでもっとも権威ある文学賞という「全米図書賞」の翻訳文学部門で11月18日 日本時間19日 、柳さんの小説『JR上野駅公園口』の英訳版がその賞に選ばれたというのだ。 一般参考図書部門 (General Refefence Books, 1980)• 故郷の家族を失い、東京・上野公園でホームレスとなる。
17第71回(2020年)- (), "DMZ Colony" 文芸部門(ARTS AND LETTERS) [ ]• 第49回(1998年)- 『チャーミング・ビリー』 "Charming Billy"• 自叙伝部門 (Autobiography, 1980)• 約600人から話を聞いた。
第22回(1971年)- (), "Cocteau: A Biography"• 第62回(2011年)- , 『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』 "The Swerve: How the World Became Modern"• 第64回(2013年)- , 『サマーと幸運の小麦畑』 "The Thing About Luck"• 高校中退後に劇作家、演出家として活動し、93年に岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。
第55回(2004年)- (), "Godless"• 第55回(2005年)- "Europe Central"• the National Book Awardsは、アメリカで最も権威のある文学賞の1つである「全米図書賞」です。
解説 depictは「描写する」、in detailは「詳細に」です。
第25回(1974年)- ヘレン・R・レイン, 原著:, "Alternating Current"• 第6回(1955年)- 『寓話』 "A Fable"• 第34回(1983年)- リチャード・ハワード, 原著:,『』, " Les Fleurs du mal"• 第60回(2009年)- (), 『席を立たなかったクローデット』 "Claudette Colvin: Twice Toward Justice"• 第47回(1996年)- (), "An American Requiem: God, My Father, and the War that Came Between Us"• III: The Middle Years"• 柳さんの「JR上野駅公園口」は、福島出身で上野のホームレスになった男の物語。
9現代思想部門 (Contemporary Thought, 1977-1979)• 閉局する18年3月25日まで、約600人の話を収録した。 2: Russia Leaves the War• 第1回(1950年)- 『黄金の腕』 "The Man With The Golden Arm" 『』として映画化• そして、 第2位が「全米図書賞」翻訳文学部門に選ばれた『JR上野駅公園口』となりました。
本作では主人公の人生や、周りのホームレスの生活が細かく描写され、経済成長のかたわらで見過ごされてきた日本のひずみを浮かび上がらせています。
第31回(1980年)- 『』 "Sophie's Choice" (ハード・カバー)• ": The Science and Life of Albert Einstein (科学部門-ハード・カバー)• 私の物語というより、南相馬の物語であり、彼らは「おらほの物語」だと言ってくださる。
第56回(2005年)- ,『悲しみにある者』 "The Year of Magical Thinking"• 受賞作は、1964年の東京五輪の前年、福島から出稼ぎのため上京した男性が主人公。
第34回(1983年)- (), 『中国人』 "China: Alive in the Bitter Sea" (ハード・カバー)• 18歳の時に「書くことを選んで」以来、一貫して「居場所のない人のために書いている」。 第65回(2014年)- (), "brown girl dreaming"• 第32回(1981年)- , 『ラモーナとおかあさん』 "Ramona and Her Mother" (小説-ペーパー・バック)• 第47回(1996年)- ヴィクター・マルティネス, 『オーブンの中のオウム』 "Parrott In the Oven: MiVida"• 第31回(1980年)- ティム・ブルックス & アーリー・マーシュ, "The Complete Directory of Prime Time Network TV Shows: 1946-Present" (一般参考図書部門-ペーパー・バック) 外部リンク [ ]• ノンフィクション部門が、黒人解放運動家マルコムXのバイオグラフィー。 第59回(2008年)- (), "Fire to Fire: New and Collected Poems"• 第36回(1985年)- (), "Common Ground: A Turbulent Decade in the Lives of Three American Families"• 18年4月には開店に立ち会い、その後も折々に店を覗きに行った。
19第23回(1972年)- ジョージ L・スモール, "The Blue Whale" (科学部門)• アメリカでもっとも権威ある文学賞という「全米図書賞」の翻訳文学部門で11月18日 日本時間19日 、柳さんの小説『JR上野駅公園口』の英訳版がその賞に選ばれたというのだ。 第68回(2017年)- (), "The Future Is History: How Totalitarianism Reclaimed Russia"• 第13回(1962年)- (), "Poems"• 【書誌情報】 『JR上野駅公園口』単行本 書名:JR上野駅公園口 著者:柳美里 [河出文庫] 本体価:600円 仕様:文庫判、184頁 ISBN:978-4-309-41508-6 [単行本] 本体価:1,400円 仕様:46判、上製、192頁 ISBN:978-4-309-02265-9. 第42回(1991年)- フィリップ・レヴィン, "What Work Is"• 第34回(1983年)- , "A Place Apart" (児童小説部門-ペーパー・バック)• <わたしは「日本人」に問います。
2019年 - (), 原著:, "Baron Wenckheim's Homecoming"• 第27回(1976年)- (), 『大平原にかける夢』 "Bert Breen's Barn"• 第24回(1973年)- ロバート・M・マイヤーズ, "The Children of Pride Isaiah Trunk" (歴史部門)• 解説 hit by an earthquakeは「地震に見舞われる」です。
第63回(2012年)- (), 『仮面の街』 "Goblin Secrets"• 第29回(1978年)- (), "The Collected Poems of Howard Nemerov"• いずれも英訳した翻訳家や、中小出版社で刊行を決定した編集者も、女性やLGBTの人が多い。
第26回(1975年)- リチャード・シュウォール, "The Life of Emily Dickinson" (伝記部門)• 第30回(1979年)- ジェイムズ・メリル, "Mirabell: Book of Numbers"• 言葉の壁を2人で乗り越えた。
第5回(1954年)- (), "Collected Poems"• 集計期間:2011年1月11日~2020年11月20日。 第33回(1982年)- , 『まどのそとのそのまたむこう』 "Outside Over There" (絵本-ハード・カバー)• 15年、原発事故で避難区域となった南相馬市に移住する。
第54回(2003年)- C・K・ウィリアムズ, "The Singing"• 第70回(2019年)- (), "1919: The Year That Changed America"• 第34回(1983年)- (), "Isak Dinesen: The Life of a Storyteller" (自叙伝・伝記部門-ハード・カバー)• でも大きく違うのは20代のころの文学賞は、芥川賞を含めて発表を待つとき、自分のためだったんですね。
ファースト・ノベル部門 (First Novel, 1980-1983)• 第45回(1994年)- (), "A Worshipful Company of Fletchers"• 国内では2014年に刊行された。
第34回(1983年)- (), 『中国人』 "China: Alive in the Bitter Sea" (ハード・カバー)• 一昨年あたりから見渡すと、例えば、村田沙耶香の『』、多和田葉子の『』、小川洋子の『』、そして先週、全米図書賞の翻訳部門を受賞 した柳美里の『』などがそうだ。
第38回(1987年)- , 『原子爆弾の誕生』 "The Making of the Atomic Bomb"• 歴史・伝記部門 (History and Biography, 1964-1971)• 第12回(1961年)- , 『』 "The Rise and Fall of the Third Reich"• 第26回(1975年)- , 『精神分裂病の解釈』 "Interpretation of Schizophrenia" (科学部門)• 第30回(1979年)- クレイトン・エシェルマン & ホセ・ルビア・バルシア, 原著:, "The Complete Posthumous Poetry"• 第1回(1950年)- ラルフ・L・ラスク, "Ralph Waldo Emerson"• 2000年代以降、海外では村上春樹さんの著名な文学賞受賞が続いた。